<障がい者スポーツ関係施設・団体の設立>
公益財団法人日本障がい者スポーツ協会(旧名称)は、 昭和39年に開催されたパラリンピック東京大会を契機に、わが国の身体障がい者スポーツの普及・振興を図る統括組織として、「財団法人日本身体障害者スポーツ協会」の名称で昭和40年に厚生省(現 厚生労働省)の認可を受けて設立された。
平成10年に長野県で開催された冬季パラリンピックを契機に、三障がいすべてのスポーツ振興を統括する組織として、また国際舞台で活躍できる選手の育成・強化を担う統括組織としての位置づけの必要性が有識者会議で提言された。
そこで平成11年、当協会の寄付行為(現 定款)を改正し、財団法人日本障害者スポーツ協会に組織名を改称するとともに、協会内部に日本パラリンピック委員会を設置した。
その後、平成14年に閣議決定された新たな障害者基本計画において、障がい者スポーツの振興については当協会を中心に進める旨が記された。
さらに平成23年8月、スポーツ振興法が50年ぶりに全面改正され新たにスポーツ基本法が公布。新法では、障がい者のスポーツ振興についてはじめて言及され、国の責務とともに当協会の立場が明確になった。
平成26年度より、全国障害者スポーツ大会などのスポーツ振興の観点が強い障がい者スポーツ事業が厚生労働省から文部科学省に移管され、日本障がい者スポーツ協会の所管も文部科学省に移管された。
平成27年5月24日に創立50周年を迎え、従来のシンボルマークに加え、新たにコミュニケーションマークを創設した。
令和3年10月1日に「公益財団法人日本障がい者スポーツ協会」の名称を「公益財団法人日本パラスポーツ協会」に改名した。
<協会の事業>
① 障がい者のスポーツ大会の開催及び奨励
② 障がい者のスポーツ指導者の養成
③ 障がい者スポーツ団体及び関連団体との連絡調整
④ 障がい者のスポーツに関する相談、指導及び普及啓発
⑤ 国際パラリンピック委員会及び国際的な障がい別競技団体の事業への参画
⑥ 国際障がい者スポーツ大会への選手、役員の派遣及び成績優秀者の表彰
⑦ 障がい者スポーツ選手の競技力の強化
⑧ 障がい者のスポーツに関する調査研究
⑨ 障がい者のスポーツの広報
⑩ 事業に必要な財源調達のための知的所有権の管理及び商標提供
⑪ その他本会の目的達成に必要な事
<ご参考>
◇ 公益財団法人日本パラスポーツ協会 ホームページ